国分坂ブログ

「歩くこと」「考えること」が好きな、国分坂です!

古地図を旅する?『世界をまどわせた地図』

今週のお題「読書の秋」。

 

古地図です。

今回は、ちょっと趣向を変えて。

「読書」は「読書」でも、

読むというより「眺める本」です。

  

 『世界をまどわせた地図』

ー伝説と誤解が生んだ冒険の物語ー

エドワード・ブルック=ヒッチング著

 

 

 この本は、古地図の本です。

でも、

ただの古地図の本ではありませんよ!

 

―伝説と誤解が生んだ冒険の物語―

 

そう、それが、この

『世界をまどわせた地図』です!

 

世界がまだ、未知の闇に閉ざされていた時代。

あの海の向こうには、何がある?

あの山の向こうは、

一体どこに続いているのだろう?

人々は、そう思いながら暮らしていたことでしょう。

 

 ときには、

 

「この海の先には、

黄金郷がある!」

 

「この海を渡れば、

暖かい大陸がある!」

 

そんな話が広まったりして。

 

伝説なのか真実なのか?

ときに人々は、

謎と希望に包まれた未知の世界を目指し、

果敢に冒険に挑みました。

ときにはペテンを用いて大富豪を騙し、

冒険の資金をせしめたり。

 

そんなとき、

かれらの手にあったのが、地図。

今となっては「古地図」と呼ばれるそれらは、

あるところまでは事実が書かれ、

あるところからは空想で描かれ。

 

でもそれは、

世界を知りたい!

真実を見つけ出したい!

とあがく人々の「奮闘のしるし」、

そう、いえるのかも知れません。

 

この本の中身を少しだけ。

 (以下、引用。)

 

「6月の空に太陽が昇ろうとしている中、ジュスト・シエラ号は船出した。目指す先は約31平方マイル(80平方km)の島、「ベルメハ」だ。その島はメキシコ湾のどこかにあるはずだが、ほとんど目撃されたことがない。」

 

「とうとう船は、島があるはずの地点にたどり着いた。しかし、そこには何もなかった。見わたす限りどこまでも海が広がるばかりで、数えきれないほど多くの海図に記されてきた島の痕跡はどこにも見当たらない。乗組員は大がかりな測量と調査を行って周囲を徹底的に探し回ったが、彼らの努力は報われなかった。ベルメハは実在しない幻の島、”幻島”だったわけだ。

 このように、歴然とした事実と思われていたことが、実は虚構だったという話はめずらしくない。しかしながら、16世紀から語り継がれてきたこの島の亡霊のおどろくべき点は、その存在が信じられてきた時間の長さだ。ジュスト・シエラ号の船出は遠い過去の話はではない。メキシコ国立自治大学から集められた様々な分野の科学者チームが航海に出発したのはごく最近、2009年のことだ。

 (以上、『世界をまどわせた地図』8ページ目・引用 )

 

 こんな、伝説や冒険のお話が詰まっているのが、

この『世界をまどわせた地図』なのです!

 

『世界をまどわせた地図』は、

たくさんの「幻の島」「未知の海峡」「幻の大陸」などの伝説や逸話、そして史実を列記した書籍であり、辞典のような本です。

 

はじめから最後までを「通読」する、

というよりも、

ぺらぺらとめくりながら、

興味のありそうなところを開き、

ゆったりと魅惑的な物語に浸っていく、

そんな楽しみ方ができる本だといえます。

 

そして、この本の最大の魅力は、

ほとんど毎ページに表れる「古地図」たち!

もう、それらの古地図を眺めていると、

時間が過ぎるのも忘れてしまいます!

 

 そう、この本は、

「古地図」!こそが主役ですから!

もちろん、添えらた文章はそれらの古地図たちの物語を、より深く、より鮮やかに楽しませてくれるのですが。

 

 久々のゆったりとした時間。

小説を読みたい気分ではないけど、

映画でもないかなぁ・・・

 

そんなときは、

静かな音楽を流し、

珈琲か紅茶か、もしくはお酒などを用意して、

心地よい椅子にお座り頂き、

この『世界をまどわせた地図』を開いてみては?

 

贅沢で魅惑的なひとときを、

お約束できると思います!

 

いつもとちょっと趣向を変えて。

古地図を旅して頂ければと思います!

  

 以上、『世界をまどわせた地図』、

オススメ致します!

 

最後までお読み頂きまして、

有り難うございました!

 

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